君がくれたもの

『よくない。
あや…私あやと男関係で揉めたくない。
昨日のことは確かに私のことで瞭我くんと翔太は喧嘩したみたいだけど
別に…自慢したいわけじゃない。
下心だしてた翔太を瞭我くんが止めただけのこと。
あやは何が気に入らないの?』


『うるさいなぁ!!用件それだけぇ?
私これからデートあるから忙しいの。じゃあ。』


ぷっ・・・・・


あやに一方的に電話を切られた………


あや(サチのやつ…。頭にくる。
チヤホヤされてるように見えたサチに単純にムカついた。
私の方が可愛いし、モテる。サチに負ける要素が一切ない。
今までずっとサチに負けることなんてなかったから…
単純に悔しかった。
でも言えるわけないし…。)


男関係でしか繋がっていなかったサチ…

あやはとにかくモテた。自分が相手にしない男をサチに回して優越感を感じていた。


そんなあやは女の友達も少ない…


だけど誰かを見下してないと気がすまない性格だった。