君がくれたもの

あやに今は違うだろうって怒りたかったが…


寝ていた上に原因が自分だったから


何も言えず


ただあやにあやまった。


酒も抜けて、疲れから睡魔がきて、あやと私は背を向けながらテントで夜を明かした。



次の日、あやは陽に焼けたくないのか…外にも出ないで

つまらなさそうにテントの寝袋に寝転がって化粧をしている。


お昼前にニーダ&トドウがテントにやってきた。


「かなり待たせてしまってすみません。アバラはヒビが入っただけみたいです。
肺とかにも傷もなかったんで治療は簡単だったみたいです…
昨日は瞭我さんが心配で、万が一の時の為…病院の駐車場の車で寝て今朝出てきました…
遅くなってすみません。」


「よかった。治療も終わって無事みたいで。じゃあみんなで片付けて帰ろ?」


「はい。あやさんサチさんは車で休んでて下さい。


僕達が片付けますんで。」


あやは、ニーダ&トドウに「がんばってねぇ」と軽く言うと車に乗り込んでしまった。


サチ「…あたしは手伝うから…わからないから指示してくれないかな?」


「いや、サチさんも休んでいて下さい!女性だけをテントに残していってしまって…不安でしたよね?本当にすみません。」