君がくれたもの



瞭我は多額の借金をしていた。

さっきの業者の手紙は恐らく消費者金融……


借りては返し

借りては返し

安易な気持ちで借りてる為

一向に借金は減る様子はなく増える一方………

本人は借金をしていることを軽くみていたから、なおさらだった……



女関係は……2年前に4年付き合った彼女に浮気され、破局したきり女が嫌になり深い付き合いを避けている。


好きにもなれなかった。



うまく行かない日々……


何も本気でやろうとしない自分。


考えるだけで気持ちは萎えた。


瞭我はただ『今』だけを生きていた。


それは辛くもあり楽でもあった。