ヒーロー。




さすがに聞こえたのか、

「うー?出掛けんの?」


金髪の髪を一つに束ね、

化粧をしてないと
あたしと姉妹に間違われる

童顔を階段下から覗かせた。


「クミに呼び出された~。」

「わっ、くーちゃんとか久々!
うち泊まらせな!
お母さんも語りたい!」

目を輝かす童顔。