「マ、マジ! 紹介して、してーー!!! その子、可愛い?! プリクラとかないの? 早く見せろよー」 いきなり元気になる僕に ナオキは 「お前は盛りのついた犬か!」と 軽く突っ込みを入れる。 犬でも何でも良い。 可愛い子を紹介してもらえるなら!!と既に有頂天な僕。 ……もしかしたら こういうところが モテない要素……かも。 「写メがあるから、 ちょっと待って」と ケータイをポケットから出し、操作するナオキ。 「あった。 この子。可愛いだろう?」と 俺の目の前に差し出した。