「お!ナオキ! 今日はありがとうな」 すると、 ナオキは疲れ切った声で話し始めた。 「何、のん気なこと言ってるんだよぉ。 あれから、 俺ら大変だったんだぜ。 小田急線に乗ったら、 人身事故で電車の中に 三時間も 閉じ込められてたんだ。参ったよー」 「え!マジ?!」 「俺らもナミちゃんのいう事 聞いておけば良かったよ……」 「マジかよー!! 恐るべしキモンなんとか……っていうか、 僕の彼女、ナミちゃん……」 END