君の隣




みいはすごくかわいい顔で
笑ってくれた。




大切な人の幸せを望む…



あたしにもそれができたなら
未来は変わっていたかもしれない。




好きで…
誰よりも大切で…




それなのに…



どうして
奏の幸せを考えてあげられなかったんだろう…




残るのは後悔と孤独…



ただ、それだけなのに…




幼すぎたあたしは


まだ何も気付かない…

まだ何も知らない…



奏の幸せも…


自分の幸せも…



知らない…



好きなだけじゃ
うまくいかなくて…




気持ちはいつも君にあるのに…




君には伝わらなくて…




好きだからこそ

うまくいかない…



恋がこんなに難しくて
もどかしいなんて…



まだ
気づけなかった。



中学二年生の


まだ汚れを知らないあたしは


痛みを知った。



海は涙色に染まる。