固まってしまったみいを
奏は不思議そうに見た。
『なんだ。何も言い返さんかや』
その言葉に我にかえったみいは
もう一度話し始めた。
『うざいけん、だまっとって!』
『はいはい、分かったけん、
初めにどこ回るか決めっぞ』
意外とそういうのは
しっかりしてる奏。
京都のマップを広げて
どこに行きたいか考えている。
『もう、奏はうるさいなー』
『みい、分かりやすすぎだよ』
『みいちゃんは、大くんが好きなん?』
一香ちゃんがキラキラしてる目で聞いてきた。
『一香ちゃんまで〜。
ただの幼なじみだけん』
『隠さなくたっていいが。
あたしだって、鈍くないけん。
それくらい分かる』
『ていうか、みいが分かりやすいだけだよね』
一香ちゃんに同情を求めると
笑いながら頷いた。
『何で〜。言わんでね!絶対』
一香ちゃんは親指を立てて
『もちろん』
と言った。
あたしたちがガールズトークに
花を咲かしている間に
男子たちで行く場所を決めたみたいだ。
ただ、言われるがままに
男子たちについていくと
<清水寺>についた。

