3班…
男子は
奏と大と浜田ヒロっていうサッカー部の男の子。
女子は
あたしとみいと…一香ちゃん。
『夢ちゃん、みいちゃん、よろしくね』
一香ちゃんが
あたしたちに挨拶してきた
『よろしくー』
あたしとみいは
声をそろえて言った。
一香ちゃんは
悪い子じゃない。
いい子だし
気遣いもできる。
ただ…
奏に向ける眼差しが
気になってしまうだけ…
あたしの勝手な感情で
誰かを傷つけるのは嫌…
一香ちゃんは
何も悪くはない…
あたしたちは
今日もいつもの場所に寄った。
『修学旅行楽しみだな〜』
『俺も』
『奏と同じ班だし』
『ちょっと、強引だったけどな』
『一香ちゃんも同じだね』
『夢花、もしかして
まだ気にしちょるのか?』
『気にしてないけど…』
『だけん、大丈夫だって
言っとるの分からんのかや?』
『わかってるけど…』
『もう1回、言っちゃる。
俺は、夢花しか見とらん』
奏はあたしの目をまっすぐ見て
そう言った。
あたしはゆっくり頷いた。
世界が
あたしたち中心に回ってるような気がする程
あたたかい時だった。

