最近、奏の背がすごく伸びた。
奏のコトを
好きな人も少なくはないみたい。
こんなことを気にするのは
おかしいかもしれない。
けど…
やっぱり
気になってしょうがない。
1人の女の子の存在。
『奏くん!おはよ』
追いこしざまに声をかけてきた。
奏は軽く会釈した。
堂本一香ちゃん。
同じクラスの女の子。
小柄だけど
スタイルは抜群。
ショートカットで
かわいいっていうより
きれいな女の子。
『一香ちゃんって
奏と夢が付き合ってるコト
知らないの?』
みいが一香ちゃんが
通りすぎた後に聞いてきた。
『多分、知ってるでしょ』
奏がよくわからないという風に
答えた。
『じゃ、どうしてあんなに
奏にアピってるんだろうね?』
みいは何のためらいもなく
そう言った。
『やっぱり…奏のコト好きなのかな?』
あたしは小さな声で言った。
『違うだろ。
もし、そうだとしても…
俺は夢花しか興味ねぇから
安心しろ…』
嬉しかった…
あたしだけを見てくれてる。
その気持ちが
すごく心地よかった。

