―夢花side―
昨日、あたしは隼希と別れた。
“夢を幸せにするのは俺じゃない…。
もう、自分の気持ちに嘘はつかなくていいから。
幸せになれ。
夢を必要としてる人がいる”
隼希は優しい顔でそう言った。
隼希の言葉が何を意味してるかは分かった。
精一杯の隼希の優しさ。
最後の隼希の愛。
あたしは、出会いに恵まれてる。
あたしが出会う人は皆、温かい。
たくさんの人に支えられて、今のあたしがいる。
ママ…、見ていますか?
あたしはこんなに大きくなりました。
たくさんの愛と、優しさがあたしを守ってくれてるから。
だから、強くなれる。
人は、独りじゃ生きていけない。
独りじゃ、幸せになれない。
大人になって、やっとその意味が分かった気がする。
今度は
あたしが支える。
自分の心のままに、動いてみようと思う。
それが間違っていても
正しくても
未来が幸せであればそれでいい。
あたしの大切な人が幸せであればそれでいいんだ…。

