君の隣





恋愛は傷つくもの。




それなら、恋愛なんてしなければいい。




それが正論かもしれないけど



人は人の温もりを求める。




どんなに傷ついても



その傷を癒すのは違う恋かもしれない。




そうやって


傷つけ合いながら、歩んでいって…



本当に大切な人を見つける。




永遠にそばにいたい人を…




運命とか、そんな嘘っぽいことと思うかもしれないけど




恋をすると、信じてみたくなる。



たくさんの涙が



たくさんの愛が



たくさんの傷が



たくさんの笑顔が




今のあたしを作ってくれてる。





過去も未来も全てを受け止める。


そんな難しいことまだ出来なくても…



あたしは前を向かなくちゃいけないから。




でも、どんなに時がたってもあたしは祈り続ける。




あなたが幸せでありますように…



その願いがあたしを弱くも、強くもする。




奏…



あたしは違う恋に進んでみようと思う。



きっと、いい恋になると思うんだ。


あたしは平気だから。


だから、奏も…幸せで笑っていてね…。