君の隣



泣き疲れてあたしは
いつの間にか眠ってしまっていた。


起きると朝の5時くらいだった。

リビングに行くと静かな空気が流れていた。


寝室をのぞくと
パパはぐっすり眠っていた。


最近はパパとママは同じ部屋で
寝ていなかったから
パパの隣は空いていた。


ママの寝室を見に行くと
そこにママはいなくて
布団が盛り上がってぬけがらみたいになってた。




何だか、嫌な予感がした。




家のどこを探しても
ママはいなかった。


あたしはパパをおこした。

眠そうに目をこすっているパパに

『ママがどこにもいない』


と伝えるとパパはすぐに目を覚ました。


『夢花! 探しにいこう』


あたしとパパは家を飛び出した。

あたしは奏の家に向かった。


事情を伝えると
まだ5時半なのに
奏ママと奏パパはママを探してくれた。


奏もあたしが1人にならないように一緒に探してくれた。



嫌な予感が的中しないように…


あたしはそれだけを願いながら
ママを探し続けた。