泣き止むまで、奏はずっとそばにいてくれた。
また、奏に寄っ掛かってしまった。
重荷を背負わせてしまった。
あたしは、やっぱりダメだ…。
強くならなきゃいけないのに…
いつまでも、歩き出せない。
2年前で止まったまま。
自分の弱さを…奏に押し付けて、奏にも迷惑をかけてる。
『奏…、ありがとう。 あたし、もう平気だから。ごめんね、迷惑かけて』
『ぜんぜん、迷惑じゃないが。みいの家まで送ってく』
『いぃよ、平気だから。奏も早く家帰って休んで』
『でも…!』
『みいもいるし、1人じゃないから大丈夫。 みい、帰ろう』
『ぁ…、うん』
『夢花…気を付けろよ…。みい、頼んだ』
『分かった』
そう言って、奏は病院を出ていった。
その後ろ姿は、なんだか小さく、切なく感じた。
『夢…? 奏、いぃの?』
『うん』
だって、これ以上奏には迷惑かけられないでしょ…。
みいは、少し下を向いてからそっか、と呟いた。
『よし…!夢花、帰ろう』
みいはいつもの笑顔であたしをベッドから立たせてくれた。

