君の隣





あたしたちは、海に行って陽が沈むまで遊んだ。




あたしは、やっぱり皆が大好きだ。




落ち着けて…



自分が自分でいられる。




あたしの居場所。





皆で過ごす時間はあっという間に過ぎて…




もう、空は真っ暗だった。





帰り道…


奏が電柱に貼ってあったポスターに気付いた。





『真夏の花火大会…?』




あたしもポスターを見て聞いた。




『毎年、やるんだが。ちっちゃい花火大会だけど…花火は毎年立派できれいなんだが』





『へ〜、そぅなんだ! ねぇ!皆で行こうよ…!花火大会』




あたしが言うと、みいが真っ先にのってきた。





『いぃね…!行こう! いぃよね…?大、玲音?』





『あぁ、いぃよ。行こう』





大がそう言うと、玲音が




『ていうか、嫌だって言っても、連れてくでしょ?』




って笑いながら言った。




『さすが玲音、分かってる〜』





みいがナイスというように親指をつきだした。





『夢花…』





騒いでるみいたちに気付かれないようにか…奏が小さな声であたしを呼んだ。





『ん…?何…?』





『これ、日にち』




奏は花火大会のポスターを指さした。




あたしは、日にちを見た。


そこには



―7月31日…



そう書いてあった。