−夢花side−
東京に来て、1ヶ月がたとうとしていた。
人とビルの多い暮らしにも慣れた。
奏とは3日に1度は電話で話していた。
奏に会えない生活にも慣れてしまった。
こうやって、当たり前は変わっていくのかな…?
そう思うと、なんだか切ない気もする。
東京の学校は
島根と違って、生徒数もクラス数も多い。
あたしたちの学年は、9クラスもクラスがあって、あたしは8組だ。
校則もあまり厳しくなくて、自由な学校。
入学してすぐに、仲のいい友だちができた。
名前は
上村 華美(うえむら はなみ)
茶色いロングの髪をゆるくまいていて、派手な感じの子だ。
あたしは
華(はな)と呼んでいる。
何だか、気があって仲よくなってしまった感じだ。
華は明るくて、あたしの寂しさまでまぎらわしてくれる。
華の楽観的な考え方は、あたしの心を軽くしてくれた。
奏も高校でサッカーを続けているらしい。
みいも大も皆元気みたいだ。
いきなり
携帯が着信をしらせた。
ディスプレイには玲音の文字。
玲音は、親の都合で東京に帰ってきた。
玲音の高校は意外とうちの高校から近かったりする。

