君の隣



ピンポーン

インターホンをならすと
奏ママが笑顔で迎えてくれた。


『夢花ちゃん、いらっしゃい』


『お邪魔します。
また、ママが暴れてて…』


奏ママは静かに頷いて

『遠慮なくゆっくりしてって』

と言ってくれた。


『奏〜!』


『おぅ!夢花、きちょったのか』

『うん!今来たとこ』


『夕飯、食べてくだろ?』


『うん!ごちそうになる』


あたしは笑顔で言った。


息のつまりそうな家の中…


奏があたしの太陽だった。

奏の前なら
笑顔でいられた。


崩れそうな心は
奏を求めてた。