「いただきます」
甘酸っぱい苺。
たっぷりの生クリーム。
奈美が入れてくれたアップルティーは、それにすごく合っていて。
黙々とケーキを口に運ぶあたし達。
久しぶりに見る奈美は、少し痩せただろうか。
もともと小柄だったのに、また一回り小さくなったような気がする。
そんな視線に気付いた奈美が、小さく呟いた。
「心配かけてごめん…」
あたしは最後の一切れを口に放りこむと、「ううん」と笑って見せた。
奈美は食欲がないのか、まだ半分くらいを残したまま、持っていたフォークを皿の上にそっと置いた。
奈美の好きな苺ショートなのに…
肩をすくめて、さっきよりも小さくなって座っている奈美。
あたしはゴクリと唾を飲み込み、意を決して奈美に尋ねた。
「何が…あったん?」
甘酸っぱい苺。
たっぷりの生クリーム。
奈美が入れてくれたアップルティーは、それにすごく合っていて。
黙々とケーキを口に運ぶあたし達。
久しぶりに見る奈美は、少し痩せただろうか。
もともと小柄だったのに、また一回り小さくなったような気がする。
そんな視線に気付いた奈美が、小さく呟いた。
「心配かけてごめん…」
あたしは最後の一切れを口に放りこむと、「ううん」と笑って見せた。
奈美は食欲がないのか、まだ半分くらいを残したまま、持っていたフォークを皿の上にそっと置いた。
奈美の好きな苺ショートなのに…
肩をすくめて、さっきよりも小さくなって座っている奈美。
あたしはゴクリと唾を飲み込み、意を決して奈美に尋ねた。
「何が…あったん?」



