それぞれに口を開く女達。




……あっそ。




全然…これっぽっちも嬉しくねぇ。



今のセリフをみあに言われたとしたら……スゲェ嬉しい。



でもこんな名前も知らない女達に言われたって…ウザいとしか思わない。





俺って相当みあに惚れてんだな。


沢山の女達に囲まれている今……みあの事しか考えてねぇ。







……1人で泣いてんじゃねぇのか?




……追いかけられなくてゴメンな。




……今、ドコにいる?










「……ハァ」











思わず溢れるため息。



その瞬間……俺の髪に誰かの手が触れる。










「誰だ」





「白金くんて髪サラサラ~♪」