俺様ヤンキーに愛されて。~third~









あたしは言葉を続ける。












「あたしの…こと……思い出した……?」










白金は下を向いたまま口を開こうとしない。





白金



白金。



白金。





今すぐにでも、抱きつきたいよ。



こんなに近くにいるのに、




膝の上で寝させてもらっているのに、







どうして、どうして、


あたしが誰か分からないの……?








切なくて涙が止まらない。











「白金……好きだよ……」











気持ち悪い



どこかへ行け





そう言われてしまうかもしれない。






だけど、もう我慢できない。



白金への気持ちが溢れてしまう。







好き、好き。


大好きなの。






世界で一番、この人だけが


好きなの。