ーーーーーーー辛い
ーーーーーーー苦しい
ーーーーーーー気持ち悪い
白金、助けて
助けて
「離せ」
ーーーーーハッ
突然戻る意識。
頭がクラクラして、視界がボヤける。
あたし……確か電車で気を失って……
それに……頭には力強い感触……。
あたし……誰かの膝の上で寝てるの……?
色々な事を考えているうちにボヤけている視界が、だんだん鮮明になっていく。
鮮明になった視界で、瞳に映ったのは
あたしの顔を心配そうに覗き込む白金の顔。
「………………っ!!!??」
「………大丈夫か?」
白金はあたしにそう問いかけるけど、パニック状態になったあたしは声を出す事が出来ない。
え、な…何で!?どうして!!?
どうして白金があたしを助けてくれてるの!?
ーーーーー「大丈夫か?」
白金の声が耳に響いて離れない。
あたしを心配してくれてるの……?
あたしの事、嫌いじゃないの………?
白金が記憶を無くしてから、まだ少ししか経っていないのに
久しぶりに近くで聞く
愛しい人の声に涙が溢れる。
そんなあたしの姿を見て慌てる白金。
「おっ…おい!どうしたんだよ!
どこか痛えのか!?おい!」
白金の問いに答えられるはずもなく、泣き続けあたし。
好き。
好き。
好き。
白金が好き。
助けてくれて、ありがとう。
あたしには
貴方しかいない。
白金への気持ちが溢れていく。

