「…………………え?」
お尻に気持ち悪い感触。
突如襲った寒気が止まらない。
……………痴漢?
あたしは自分の体が震えているのを感じる。
う…嘘でしょ。誰か…誰か助けて。
怖くて声が出せない。
あまりの怖さに目に涙が滲む。
「……………っ!!!」
痴漢をされているという恐ろしさに合わせて、こみ上げてくる吐き気。
自分の手で慌てて口元を押さえる。
辛くて、苦しくて、
視界がボヤけてくる。
薄れていく景色の中、
頭に浮かぶのはただ1人。
白金……助けて………。
呼んだって助けに来てくれるはずないのに。
白金はあたしのことを忘れてるのに。
現在の白金はあたしの事が大嫌いなのに。

