異常無かったんだし、家には自分1人で帰れるよ。



そう思って10歩ほど歩いた時









ーーーーガシッ








あたしの手首を誰かが掴んだ。










「……っとにバカだな!


勝手に帰ろうとしてんじゃねーよ!!」











後ろを見ると銀色コナンくんの姿。


電話は終わった様で、手にはもう携帯を持っていない。











「銀色コナンくん……」






「お前を1人で帰らせて、何かあったら涼に顔合わせられねーだろうが!!」









銀色コナンくんはあたしに大きな声でそう言う。










「ご…ごめんなさ……





「お前…怪我してるんだぞ!?


危ない状況だって少しは自覚しろ!!」











銀色コナンくんはあたしに必死に訴えかける。