ムッ!


バカって何よ!バカって!!











「1人で帰れるから!気を使わないで!!!」








「お前こそ病人が一丁前に気使ってんじゃねーよ」










あたしにそう伝える銀色コナンくんはベッと舌を出して私を見下すような表情。




言動は乱暴だけど、本当は優しい銀色コナンくん。










「………ありがとう。」











あたしがそう言うと、銀色コナンは目を見開いた。











「私は、大丈夫だから。



行って?」










銀色コナンには返す事の出来ないくらい、沢山助けてもらった。





雅ちゃんから白金を遠ざけようとしてくれてるんだよね。



私と元に戻れる様、頑張ってくれてるんだよね。







本当に、ありがとう。


感謝してもしきれないよ。











あたしは銀色コナンくんに背を向けて歩き出す。