「…………ごめんな。」






引っ張る力が弱まるのと同時にふと聞こえた弱々しい声。


これ、銀色コナンくんの声なの?










「コナン……くん…?」










銀色コナンくんの顔が見たくて、私は数秒前まで絶対に出たくなかったベッドからゆっくりと顔を出す。










「…………っ…」










目に映ったのは、悔しそうに唇を噛み締めた銀色コナンくんの姿。





何で…?

何でそんな顔してるの?












「どうしたの?銀色コナンく……





「涼を









私の声を遮って聞こえる銀色コナンくんの声。











「涼を助けられなくて、


ごめん。





あんな女に涼を触れさせて、ごめん。」