ーーギュッ
身体に感じる白金の体温。
ドキドキと聞こえる音は、心臓の音。
久しぶりの白金の匂い。
懐かしくて、幸せで、
出来るならずっとこうしていたい。
久しぶりに白金に触れて、溢れる涙。
大粒の涙は白金の服を濡らしていて…………
……………え?
ーーー「しっ…白金……」
ーーー「…ん?」
ーーー「あたしの……涙で白金の服が濡れちゃってる……」
そう言って白金から離れようとすると、白金は強い力であたしを引き寄せ抱きしめた。
…………白金!?
服が濡れちゃ………
ーーー「そんな簡単に離れようとするなバカ。」