………すぐに病院に連れて行かねえと。
俺は、苦しそうに呼吸をする佐々野みあの頬にゆっくりと触れる。
「……大丈夫だから…もう少し頑張れよ」
気を失ってる佐々野みあに
届くはず、無いのに。
一瞬、佐々野みあが笑った気がした。
俺は、佐々野みあをお姫様抱っこで運ぼうと頬から手を離して背中と足の部分に手を伸ばす。
ーーグッ
「………!?」
突然、俺にかかった弱い力。
さっきよりもジャージの着心地がキツい。
誰かが俺のジャージを引っ張ってるのか?
何も言わずに後ろを振り向くと、俺のジャージを引っ張っていたのは団子女だった。
「し……ろがね……くん………
あたしのこと……を…助けに…きて……くれたんだね………」
団子女は弱々しく俺にそう話す。

