俺様ヤンキーに愛されて。~third~









甘ったるい声でそう話す団子女を見る猛の目が中学の頃、毎日一緒に傷だらけになりながらケンカをし続けていた頃の目で

団子女の勝手な言葉に俺はつっこむことが出来ない。








「あれ〜?もしかして当たっちゃった〜?あたしに嫉妬してたんだ〜

男の子のくせに嫉妬なんて怖ぁ〜い」






「お前、それ以上口開くと

殺すぞ」








久しぶりに見た猛の表情。


久しぶりに聞いた猛の声。





今、俺の隣にいるのは…あの頃の、荒れてた俺の隣にいた猛そのままだった。








何で……何でそんなに怒ってんだよ。


全然思いあたることが無えんだけど。



今、何を思ってそんな顔をしてんだ?









「そんな物騒な事言わないでよ〜」






「……………。」









猛が団子女の腕を掴んでいる方と、反対の腕を上に静かに振り上げる。









「………猛!!」








俺はとっさに猛の腕を掴んだ。


猛は俺に腕を掴まれた途端、団子女の腕を離す。






コイツ…今、団子女の事を本気で殴る気だった。



お前が…女に手をあげようとする所なんて一緒にいて一度も見たことがない。