大勢の女の視線も、俺のジャージを掴んで離れない団子女も、
……………うぜえ…。
「お前…
「涼から離れろ」
俺の声を遮って聞こえた…猛の低い、声。
床に横になりながら隣を見ると、猛が凄い形相で団子女を睨んでいた。
「……た…ける……?」
何でそんなに怒ってんだよ。
お前……団子女に…何か恨みでもあるのか…?
「いや〜ん。そんな顔で見られたら雅怖〜い。」
「黙れ」
猛は一言だけそう言うと、俺の上から団子女を掴んで引き離す。
体が軽くなり俺は体制を起こした。
視界に映るのは、団子女の腕を掴んだまま離さない猛の姿。
「離してよお〜」
「もう二度と…涼に近づくな」
「急に何言ってるの〜?
白金くんといちゃいちゃしてるあたしに嫉妬しちゃった〜?」

