ーーズキンッ 「………っ!!」 強烈な頭の痛みが、考えることを許してくれない。 …………ダメ…だ…。 もう……意識がもたな……… 視界がボヤけてほとんど見えない。 目が静かに閉じて行く。 雅ちゃんは気絶しているフリをしているのか、何も話そうとはしない。 「………っ……う……」 薄れていく視界の中、最後に見えたのは ーーーーー見覚えのある…金髪。 ……白………金…………? あたしは次の瞬間、意識を失った。