「あたしのせいでごめんなさい〜」
雅ちゃんは、とびきり甘い声を出しながら走ってくる。
雅ちゃんの声が耳に届くたびに頭がズキズキと痛んで気持ち悪い。
「う…嘘でしょ…?よりによって…どうしてあの女が……」
隣から聞こえる華の声。
華も急な展開に動揺してるみたいで、声がいつもと少し違う。
…………どうしよう。
喉がカラカラに渇いて唾を上手く飲み込むことが出来ない。
体が逃げたいって叫んでる。
でも、あたしは逃げたくない。
あたしはーーー…………
「あれ?みあちゃん?
待たせてゴメンね〜?」
気づくと目の前にいる雅ちゃん。
あたしを守ろうとしてくれているのか、隣にいる華の雰囲気が変わるのを感じた。
「ふふっ。白金くんと〜いちゃいちゃしてたら、遅くなっちゃった
ゴメンね?」
ーーズキンッ
頭が、痛い。
雅ちゃん…今、何て言った?

