「みあ……」
全く納得していない華の声。
納得してくれなくて当然だよね。
………でも、あたしは試合に出たいの。
試合に出て、少しの間でも辛いことを忘れていたい。
保健室で寝ていたら、きっと2人の姿を思い出して苦しくて泣いてしまう。
それなら……試合に集中してる方がずっと楽。
「あたし……試合には出るよ……出たいの……」
あたしがそう話すと華は下を向いた。
「……………」
「お願い。……頑張るから…大丈夫だから……」
「……………。」
しばらくして目の前の華から溜息がこぼれた。
……もうあたしの事、嫌になっちゃった?
……面倒なヤツだなって思った?
「みあは一度決めたら、頑固だから…どうせ言っても聞かないんでしょ?
そんな所が大好きなんだけどね」
「……………え?」

