俺様ヤンキーに愛されて。~third~









あたしは試合が行われるコートへ行くために足を動かす。







ーーパシッ







誰かに手を掴まれて、足を止めた。



振り向くと、手を掴んでいたのは華。








「華………?試合に行かないと……」






「そんなフラフラした足取りで試合に出るつもり?」







「あたし…フラフラしてるかな……?」










華の真剣な顔が、声があたしの心をチクチクと刺激する。










「みあは試合に出ないで。

保健室で休んで。」






「………あたし…出ないと…」






「ダメ。そんな状態で出て、怪我でもしたらどうするの?」







「大丈夫…。怪我なんてしないよ…」








自分の力の入っていない声が耳に届く。



こんな声じゃ華に納得してもらえないよね………。