「……っえ?

どうしたの!?」





目の前にいる華が何故か泣いていてあたしは同様する。





「何で…何でみあがこんなめにあわないといけないの……?


悪いのはみあを階段から突き落としたアイツなのに…」




「華……」





華……あたしのために…泣いてくれてるんだね。


ありがとう。華。





「は……」





目の前で泣く華への感謝の気持ちを言葉にしようとした時…今、一番聞きたくない声が耳の中で響いた。





「みーあーちゃん♪」





声が聞こえた瞬間、あたしと華は廊下の方へと勢いよく顔を向ける。



そこには微笑んでいる雅ちゃんの姿。





「な……何しに来たのよ!!」