目に映ったのは団子女の、笑顔。


思いがけない表情に俺は若干戸惑う。





「白金くんがあたしの事忘れちゃたのなら…仕方ないよね」




「…は?」





忘れた?

俺が?コイツの事を?



そんな事を思っていると勝手に話を続ける団子女。





「あたし…もう1回白金くんを惚れさせてみせるから!!」




「……え?」





団子女はそう話すと戸惑う俺の手を取って顔を近づけてきた。



いきなりの事に俺は何も出来ず固まったまま。





「白金くん…覚悟してよね。」




「は?」




「あたしが本気出したら男子は全員すぐにあたしに惚れちゃうんだから♪」




「…?

お前何言ってーー……」