俺様ヤンキーに愛されて。~third~





すると勢いよく包帯を取ったからか不覚にも痛み出す頭。





「ーー………っ…」





俺はヨロけてその場に座りこむ。


俺…ダセェな。
自分の弱さに笑える。




苦笑しながら下を向いていると少しずつ近づいてくる足音。





「……近寄るな」





冷たくそう言っても足音は止まらない。





「…………………」





足音が止まると座りこむ俺の前に団子頭がしゃがみこんだ。




視界に入る団子頭の女の姿。


女は俺を見つめているけど俺は視線を合わせない。





「…包帯つけようよ」





そう女の声が聞こえた瞬間、頭に感じた手の感触。





ーバシッ