俺様ヤンキーに愛されて。~third~





すると視界に入ったのは団子頭の女。


誰だこの女…。





「白金くん…」





見覚えのない女に名前を呼ばれて俺は反射的に顔をしかめた。


そんな俺を団子頭の女は見続けている。



コイツ…気持ち悪ぃな。

視線を団子頭の女から反らし俺は教室へと向かい出す。



すると耳に入った声。





「怪我…大丈夫?」





は…?何で怪我の事知ってんだ?


そう思い女の方を見ると視線は俺の頭へと向けられている。



ヤベェ……俺、包帯したままだ。


今自分が包帯をしている事に気付き急に恥ずかしくなった。




俺はこれ以上包帯をつけている姿を見られたくなくて勢いよく包帯を頭から取る。