俺様ヤンキーに愛されて。~third~






俺は猛を睨み付けた。


そんな俺を猛は寂しそうに見つめる。





「…冗談、か。」



「は?」





猛が何か言ったけど声が小さくて聞き取る事が出来ない。





「…何でもねーよ

そろそろ学校行くか!!」



「ーー…おぅ…」





猛が何を言ったのか聞こうとしたけど俺はあえて聞かない。



聞いたらモメそうな予感がしたから。


ダチの猛とモメても俺には全く利益が無い。



顔をあげるとドアへと向かっていく猛の後ろ姿が見える。


俺はゆっくり歩き出しまだ少し気まずさが残る病室を出た。





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病院を出て猛の運転するバイクの後ろに乗る事、数十分。


俺は学校へと到着していた。