俺様ヤンキーに愛されて。~third~







そんな真剣な顔をして俺に何を伝えようとしてるんだ?


まさか…モデル辞めるとか?




色んな考えが頭を巡る。





「お前…思い出したか?」



「……は?」





「思い出した」って…何を?
意味分からねぇ。



少し笑いながら猛を見ると猛の顔は真剣なままだった。





「猛…何言ってんだ?」



「………彼女の事、思い出したか?」



「は?彼女…?」



「ーー……………」





2人のうち1人が口を閉じると再び病室が静寂に包まれる。




彼女って…もしかして昨日の病室での冗談の事言ってんのか?


俺…こういう冗談かなり嫌いだ。





「猛。昨日の冗談の事か?


マジで怒るぞ…?」