……白金。
本当に大好きだったよ。
…ううん。今でも大好き。
ゴメンね。
あたしのせいで痛い思いさせて。
今でも出逢った時の事思い出すよ。
忘れた事なんてない。
忘れる事なんて…出来ないよ。
心の中で白金の事を思い浮かべていた時、右手の薬指から何かが離れた。
ーゴツッ
何かが地面にぶつかった音がかすかに耳に聞こえる。
「何だ?」
大男はそう言うとあたしから手を離して落ちたモノの近くにしゃがみこむ。
勢いよく投げ出されたあたしは身体に衝撃をうけた。
「ゴホッ…ゴホッ…!!!」
喉を押さえていたモノが無くなって急に呼吸が出来るようになり大きく咳き込む。

