思わず零れた声は自分でも同様していると感じるほどの小さい声だった。
白金は鋭い目付きであたしを見つめる。
「お前、邪魔だし面倒くせぇ」
「……っ…!!」 「涼!!!」
あたしを気遣ったのか銀色コナンくんが白金に向かって叫んだ。
頭では今、白金に言われた言葉が繰り返される。
「面倒くせぇ」「邪魔」……あたし…相当嫌われてるな。
数時間前まで…普段通り、優しい白金と一緒にいたのに。
隣で笑いあっていたのに。
今ではその事が夢みたい。
「…んだよ猛。うるせぇな」
「……お前……後から後悔するから謝れ!!」
「は?」

