俺様ヤンキーに愛されて。~third~






そこには冷たい表情の白金がいた。


表情を見て感じる。



「拒絶」されたんだって事。








「……………」





「……………」








会話が無くなり静かになる病室。



白金が近くにいるのにドキドキしない。



いつもは心臓が壊れちゃうかもしれないって思うくらいドキドキ高鳴るのに。



今は全く高鳴らない。





目を合わせても微笑んでくれない。


いつもの何気ない事がどれだけ幸せな事だったか気付かされる。








「…ったく。面倒くせーな」





「………っ」






頭を掻きながらそう話す白金に何も言い返せない。







「お前、帰れ」





「…………え…?」