ードクンッ 心臓が波打って冷や汗が出てくる。 怖い。白金に拒絶されたら…。 「バカかお前 さっきも言っただろ?俺には彼女なんていねぇ」 「涼が忘れてるだけだ この女はお前の彼女」 「…あっそ」 あっそ……あっそって何? 認めたの? 拒絶したの? 下を向きながら考えていると視界に誰かの足が映った。 誰……? 「顔上げろ」 「………っ!!」 耳に聞こえたのは白金の声。 白金があたしの近くに立ってるの…? あたしはゆっくりと顔を上げる。 「白…金………」