俺様ヤンキーに愛されて。~third~







いつも「キスしろよ」って甘い声で囁く。




あたしは頭がクラクラして、いつも最終的には負けちゃってたよね。



好きだったの。



あの意地悪な微笑みが。





キュンと胸が高鳴った。



白金にスゴくドキドキした。






………でも。



今目の前にある白金の微笑みは好きじゃない。





目が笑ってないから。


笑ってるのは…口だけ。





そんな白金の微笑みにあたしの瞳からは涙が零れ続ける。









「猛お前、趣味悪ぃな」





「…は?」





「…フッ


何でも無ぇよ。忘れろ」





「……涼。お前よく聞けよ」





「あ?」