頭に浮かぶのはあたしを見る白金の冷たい瞳。 本当に…全部忘れちゃったんだ。 そんな……。 そんなの…。 「嫌だよ……!!!!」 ーガラッ あたしの悲痛な叫びと共に開かれた病室の扉。 「涼……」 「白…金…」 あたしは銀色コナンくんと声が重なる。 白金が最初に視線を向けたのは………あたし。 「お前…」 「……え…?」 「猛の彼女か知らねぇケドな…人の病室の前でイチャついてんじゃねぇよ」 さっきまで真っ白だった心が真っ黒になった。 銀色コナンくんの彼女? ……あたしが?