俺様ヤンキーに愛されて。~third~








「白金…怒って…る?」





「は?…当たり前だろ」









ぶっきらぼうにそう言うと白金はあたしの肩から手を離した。


白金の温もりが身体から消える。





悲しい…ケド。



仕方ないのかな。あたしのせいで怪我したんだもん。


怒られて当然だよ。










「白金…ゴメンなさい


あたしのせいで怪我させて。……っ…痛かった…よね…?」





「あ?」








相当怒ってるのか白金はあたしを睨み付ける。








ードクンッ







白金にこんな風に睨まれた事なんて今まであった…?






無いよね。


白金はいつだってこんなあたしを軽蔑したような表情で睨んだりしない。