白金がこの世からいなくなる。
それほど怖い事は無い。
神様にも祈った。
「他に何もいらないから…白金を助けて下さい」って…。
「白金…怖かった……
あたし怖かったよぉ…!!!」
「……は?何?」
……………………え?
白金の声とは思えないほどの低い声があたしの耳をかすめた。
あたしは涙を拭いて白金を見つめる。
「……白…金?」
そこには冷たい表情をした白金があたしを見ていた。
あたしは冷たい表情をした白金から目を離せない。
どうしたの?
何かおかしいよ?
何でそんな表情であたしを見るの?
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