心配していつも傍にいてくれたのに。 見守っていてくれたのに。 「ゴメンっ……!!!!」 あたしの瞳から零れた涙が白金の頬へと静かに落ちた。 涙が白金の頬を伝って流れ落ちる。 その時白金の身体がピクリと動いた。 「白金!!!!」 「涼!!」 あたしと銀色コナンくんは椅子から立ち上がり白金の顔を覗きこむ。 「……ん…」 小さい声を出しながらあたしが握っている白金の手は確かに動いた。 少し反応を示した手を強く握り白金の顔を見つめる。 「………っ……?」