撮りそこねたプリクラも撮りたいし。



失敗した誕生日もリベンジしたいし。



約束した応援合戦も見たい。








神様。



お願いだから…。



他に何も望まないから……白金を…助けて下さい。




白金を連れていかないで。




白金がいなくなったら……あたしは…。










ーガラッ








手を組みながら神様に願っていると治療室の扉が急に開いた。









「……涼!!!!」





「白金っ…!!!!!」









あたしと銀色コナンくんは白金の元へと駆け寄る。




そこには頭に包帯を巻いて寝ている白金の姿があった。








「よかった……生きててよかったよぉ…」