「…ったく みあ…バカじゃねーの?」 頭を無造作にクシャッとかきあげ俺は窓の方を見た。 あんな上目遣いで俺を見るんじゃねぇよ。 完全に油断してるだろ? みあが好きだから我慢してるケド…俺だって男なんだぞ? 「好きすぎんのも大変なんだな…」 「何だよそれ。ノロケか?」 「は?」 窓から教室へと顔を動かすと銀色の髪の男が俺を見ている。 その頬は薄く青くなっていた。 「猛……」 「よぉ。涼 元気だったか?」 猛とは仕事でケンカをしたあの日からしばらく顔を合わせていない。